bird

ペダルを漕いでいる時僕は鳥になっていた
街頭で照らされた鉄の空を脚を左右に羽ばたかせて飛び立つ鳥
外敵は1羽もなくこの空に鳥は僕だけ
ただただ遠くて面白みのない道も
今だけは広大な桃源郷のように感じた
渡り鳥の気持ちが少しだけわかった
渡りを終えたら眠りについてまた人に戻るのかとおもうともう少しだけ鳥でいるのも悪くないような気がする